──氷川きよしらが所属する大手芸能プロから、歌って踊れる若手イケメングループがデビューしたって、ホントですか!?
(写真/黒瀬康之)
真っ白なスーツに、メンバーカラーのボタンとネクタイ。両手両足を斜めに広げてはやぶさポーズ! 彼らの名は、はやぶさ。リードボーカルを務めるヒカルは26歳、コーラス担当のヤマトとショウヤはなんとまだ19歳。山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよしらが所属する大手芸能事務所・長良グループ所属の末っ子3人組である。
2012年2月に、シングル「ヨコハマ横恋慕」でデビュー。そして今年1月には「再び横浜にご縁をいただいて」(ヒカル)セカンドシングル「ちょっと待ってよヨコハマ」をリリースした。「ちょっとちょっと(ちょっと!)、ちょ~っと~(ちょっと!)、待ってよヨコ~ハマ~/あなたが好きです 年~上の人~♪」……と、曲だけ聴くと昭和の香り漂う正統派のムード歌謡。が、YouTubeでPVを再生した瞬間、そんな古きよきイメージは一気に吹っ飛ぶ。銭湯掃除をしたり遊園地のメリーゴーランドに乗ったり、戦うレスラーたちをバックにしてリングに立ったり(しかもレスラーのジャンプの振動で3人は揺れている)しながら、アイドルのようなカワイイ振り付きで堂々たる歌唱を見せつけるのだ。なんとも異様な光景に、思わず衝撃が走る。なんなんだ、この子たちは!?
「“新世代歌謡グループ”というキャッチフレーズで、光栄なことに斬新な試みをさせていただいております。ただ、振り付けは簡単な動きなのに、ダンスなどが未経験の僕たちには難しくて」(ヒカル)