ハンガーオナニーを発見したAV女優と共に語る"女性の性開発"

【今回のおどうぐ】
女性の性開発を意識した商品の訴求
（WITH SMOOTH）

（写真／磯部昭子　A／M）

■ゲスト
北条麻妃（AV女優）

　さまざまなアダルトグッズをテーマに現代の性を考える当コーナー。今月は、妖艶なフェロモンでファンを魅了するAV女優の北条麻妃氏を招き、アダルトグッズの企画・開発から販売までを行うワイルドワンの代表取締役社長・武藤哲哉氏とともに、「バイブ」と「オナニー」の相関関係について語ってもらった。

──今回はスタイリッシュなバイブですね。

ワイルドワン代表取締役社長・武藤哲哉（以下、武藤）　ワイルドワンがこれから展開するブランド「WITH」の「WITH SMOOTH」というバイブで、女性に嫌悪感を与えないデザインが特徴です。

北条麻妃（以下、北条）　とてもバイブには見えませんね。AVの撮影で使われるのは男性器を想像させるベタなバイブばかりで、とくに「女同士」をテーマにしたレズもののときには違和感を覚えていたんですよ。「なんで、モロに男性器を連想させるものが登場するんだ？」という感じで。

武藤　ビデオの製作は予算に制限があるので、どうしても廉価なバイブを選んでしまうんでしょうね。このてのスタイリッシュなバイブは以前にも販売されていて、雑誌なんかにもよく紹介されていたんです。しかし、値段が1万円を超える高価なものばかりで、弊社のショップでも女性が気軽に購入できませんでした。

北条　確かに服やアクセサリーとは違う価値観で購入するものですからね。

武藤　それならデザインや機能の質は維持しながら廉価なものを作ってしまえ、と。この商品は、4000円程度に価格を抑えながら、機能はなかなかのクオリティなんですよ。ディルド部分とグリップ部分がそれぞれ10パターンで振動するマニュアルモードに加えて、膣圧によって振動がオン・オフになるタッチセンサーモードでも楽しむことができます。

北条　強く握ると振動する！　あと、グリップも振動するタイプはめずらしいかも。

武藤　ディルドとグリップのそれぞれで使い心地が違うので、いろいろな感触やプレイを楽しんでもらえるはずです。