(絵/都築 潤)
――危なすぎて(?)世の中では報じられない政治と裏社会の関係。ここでは、親子で、そして家族で読んで、“未来のニッポン”のために、政治の裏側に興味を持ってもらうため、“タブーなし”の黒池上彰さんがその関係について、やさしく、それでいてズバッと解説する。なお、この設定はすべて架空のものであり、似た名前の有名ジャーナリストとは、一切関係ありません。
黒池上 彰 先生(ブラックジャーナリスト)
裏社会に関するニュースをわかりやすく解説する番組「週刊(裏)こどもニュース」(架空)の初代“オヤジ役”(メイン司会)で出演。裏社会に関心を持ってもらうことを無上の喜びとしている。決めゼリフは「えぇ質問じゃのう」。
教えて!黒池上さん【1】
暴対法の施行後も、政治家と裏社会はつながってるの?
改正暴対法や暴力団排除条例を作って、暴力団追放に本腰をいれたんじゃないの?
■間違いなくつながっとるで!
87年皇民党事件では、政党ぐるみの付き合いも発覚!?
確かに、改正暴対法や暴力団排除条例で、今はちょっとした接点でも問題視される。ただ過去に暴力団関係のトラブルをもみ消してもらったり、選挙を助けてもらったりと、裏社会の人脈に弱みを握られてるケースも多いから、敵に回すことだけはしないんや。87年には、自民党総裁選に絡んで、竹下登に対して、執拗に街宣活動をしていた右翼団体に対し、やめさせるよう自民党幹部が、この団体を傘下に収める暴力団会長に仲介を依頼した皇民党事件がおこって、そのつながりは明るみになった。裏社会にとっちゃ、逆に政治家センセーは貴重なシノギのひとつだからそら簡単に手放さんわな。