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あの有名人&識者が選ぶ「サイゾー」レコメンド!

文壇恐怖のエロおばはん・岩井志麻子が選ぶ、“人の業”を追った記事4選

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――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらいました!! 今回のキュレーターは、作家の岩井志麻子氏。「サイゾー」ではタレントの徳光正行氏と共にやりたい放題の時事放談愛のずるむけい地を連載していたほか、数々の企画にご登場いただいております。そんな岩井氏が選ぶ業深き記事とは一体?


 私はやっぱり女性の犯罪に興味があるんですよ。この記事でちょうどまさに取り上げていますが、最近はインパクトの強い女性犯罪者がときどき登場しますよね。

『ゼロ年代“毒婦”の傾向と対策』
(2010年4月号特集「スキャンダル&ゴシップ白書」より)

 今なら、尼崎の角田美代子でしょうか。それから木嶋佳苗の事件もありましたねぇ。でも一番私が興味が有るのは、鳥取連続不審死の上田美由紀。佳苗が現代の女性の心を嫌な感じでつかんだのは、“自己実現”とか“自分磨き”、“自分探し”のようなことをやっているじゃないですか。高い料理教室に通ったり、ブランドものを買ったり。でも、結局のところ、特に田舎の男にとっては素直にヤラせてくれる女であればそういうのはどうでもいいんですよ(笑)。美由紀はそれをあまりに率直に体現して突きつけてきたから、目を背けたくなってしまうんでしょうね。徳光正行さんとの連載『愛のずるむけい地』でも、やっぱりその話をしてますね(笑)。

『09年最後に滑り込み! 男と女、アノ事件の核心』
(2010年4月号特集「スキャンダル&ゴシップ白書」より)

 徳光さんとは昨日もちょうどメールをしていたんですよ。今回の選挙には元スピードスケート選手の清水宏保が出馬するんでしょう? どあつかましいにもほどがある、という話をしていたんですけれども、なぜか谷亮子だと何をしても我々は「素敵!」と言ってしまうんですよねぇ……。

『いよいよ参院選! 女の人生、当選? 落選?』
(2010年7月号連載「愛のズルむけい地」より)

 我々のYAWARAラブはどこから来てるんでしょうね、という話をしていました。しかし、今回の衆院選もいろんな人が選挙に出るみたいですが、さすがにこれは政治のプロにやってほしいと思いますね。何もわからん芸能人やスポーツ選手が出るって、相撲取りのちゃんこ鍋屋じゃないんですから。

 連載以外で、記憶に残る「サイゾー」での仕事といえば、作家・西村賢太さんとの対談ですね。

『岩井志麻子×西村賢太──最強の私小説家2人が語る「絶対小説に書けない"借金と性"」』
(2011年7月号特集「タブー破りの本100冊」より)

 風俗通いを隠さない賢太さんが、「自分を知らない女とは変態プレイをして、知っている女とはノーマルプレイをする」という話が印象深かったですね(笑)。今度また「アサヒ芸能」の新年号で対談するんですが、賢太さんも、本来はテレビに出てはいけない人でしょう。まぁ私が言うなって話ですけどね(笑)。
(構成/編集部)

岩井志麻子(いわい・しまこ)
1964年、岡山県生まれ。少女小説家を経て、99年、『ぼっけえ、きょうてえ』で、日本ホラー小説大賞を受賞し再デビュー。媒体を股にかけ、エロと恐怖を本音で語る最凶オバハンキャラとして活躍中。『5時に夢中!』(MXTV)の木曜レギュラー。『湯女の櫛 備前風呂屋怪談』が、角川ホラー文庫から発売中。

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