──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言
9月7日夜、共和国創建記念日を祝う500余人の大宴席に出席するため、朝鮮総連本部を初めて訪問。中で映画監督の山本晋也氏(写真右)、テレビ朝日の川村晃司コメンテーター、日本共産党の穀田恵二国会対策委員長らにお会いしました。
10月21日に、私の会社「モッツ出版」20周年記念パーティを催す予定だったが、取りやめにした。プライベートで祝い事をする気になれず、恒例の熟女クイーンコンテストだけ新宿ロフトプラスワンで開催する。「創」は、いかにも“金集め”とわかる30周年パーティを開いていたが、よくこの時期にできるな。気分が悪い。
私は3・11以降、悩んでいる。何事もこれまではだいたい起承転結があった。竹島問題は、日本青年社の滑川裕二顧問が「竹島を爆破してしまえばいい」と言っていた。だが、フクシマには、そういう明快な解決方法がない。反原発、脱原発のロジックには100%賛成だが、「原発を止めてどうするか」という問いには具体的な解決策が何もない。いくら考えてもざるで水をすくっているような、底が抜けている感覚。「宇宙の果てはどうなってるの」と子どもに聞かれても答えられないように、考えたらきりがないから考えないよう生きる。それが、原発問題のおとしどころとなっている。
1954年、アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験で、ロンゲラップ島は甚大な被害を受けた。強制的に全島避難。その3年後、安全宣言が出たため住民は戻ったが、子どもたちが次々に白血病に罹ったため再避難することになった。除染活動が行われているが、50年以上たった今も帰れない。そんなことが風化されてしまってる。実際、フクシマだって西の人はほとんど興味がない。