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キングオブコメディ・高橋健一とアイドルライター・小明の「卑屈の国の格言録」第6回

浅田次郎の名言は、自分を正当化するためのもの!? 卑屈な2人が名言にけちを付ける!

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どんなに立派なお言葉も、決して素直に受け取らない卑屈家が2人。そのこじれた思考に、偉人たちの格言を浴びせてみると……?

今月の格言

「仕事は一生懸命やるものだ。だが、人生それだけでは寂しい。休みのときは何もかも忘れて、ブチ切れて、人格が変わるぐらいの道楽をしないといけない。」

浅田次郎(あさだ・じろう)
1951年、東京都生まれ。小説家。自衛隊、会社員などを経て91年にデビュー。『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、『鉄道員』で直木賞を受賞。

 今回は『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞を受賞した大作家、浅田次郎先生の「仕事は一生懸命やるものだ。だが、人生それだけでは寂しい。休みのときは何もかも忘れて、ブチ切れて、人格が変わるぐらいの道楽をしないといけない」という、長い格言ですよ! 時代背景も現代ですし、違和感なく心に届くんじゃないでしょうか?

 何もかも忘れてブチ切れるって、迷惑な話ですよね。戻ってこれるんでしょうか?

 あー……どっちかって言ったら、その後始末をさせられる側の人間ですもんね。人格が変わるくらいの道楽って、何か持ってます?

 まぁ、そこまでの道楽ではなくても、趣味くらいはありますよ。小明ちゃんの趣味ってなんですか?

 外に出るものだと、ライブに行ったりはしますよ。筋肉少女帯とか、しょこたんとかですけど。

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