──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言
捨て子という不幸な生い立ちがウリだった豊川誕と、最近付き合いが深い。53歳だけどかっこいい。スケスケのジョン・トラボルタみたいな服を着て、髪の毛もいっぱいありました。相変わらず声も立派。
私は2004年に尖閣諸島に上陸を試みた。その時の一部始終はすべて撮影し「週刊金曜日」(金曜日)に渡したが、何を恐れたのか1回も報じなかった。日本青年社の滑川裕二顧問らは78年に尖閣に灯台をつくり、05年に国に無償で譲渡した。その際、交換条件として、国にこの灯台を正式に海図に記載させた。「尖閣は日本の領土」と言いながら、国はなぜ長きに渡って、その地にある灯台の存在を認めなかったのか。
また、当時、JALの機内誌の地図に尖閣諸島は掲載されていなかった。中国人乗客に配慮したのか、もともと国策会社だったJALが掲載しないのはおかしいと、私は何度も言い続けた。すると、07年から日本名で掲載されるようになった。現在では竹島、北方四島も載っている。
こうした領土問題は、突き詰めれば単なる漁業権に行き着く。
人口が日本の10倍ある中国は、魚を10倍獲らなければならない。だからちょっとでも漁場が欲しい。日本も3・11以降、漁業の状況が変わった。領土問題は漁業の問題であり、食糧問題、国民の生死の問題である。地下資源があるとか潜水艦が通り軍事的な問題があるというのは、あとから取ってつけた話である。