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第1特集
食品業界はタブーと自主規制だらけ!【3】

味の素や牛角に直撃!! “激安食品”にまつわる怪しい噂は本当か?

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──食品にまつわる危険な話は、確かに不安が募るものばかりだが、一方で、「それって本当なの?」とにわかには信じがたいものもある。そこで、都市伝説的なものから、これは? と思うものまでをピックアップし、それぞれ企業やNPOに直撃! 真偽のほどを確かめてみた!

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『メタモル出版』(光文社新書)

[激安食品にまつわる噂【1】]
■福島県産米が新潟産に偽装?
福島第一原発の事故によって著しい風評被害を受けている福島産農作物。県では安全キャンペーンを行なっているものの、消費者心理を変えることは難しく、野菜、果物、コメなどの価格は例年以下の水準に落ち込んでいる。この風評被害を避けるために、ホームセンターなどで大量に販売されているのが全国各地の米袋。「山形」「新潟」「熊本」など、全国各地の米どころの名前が印刷された「一空袋(いちあきたい)」と呼ばれるこの袋には、生産者やJAによる検印もしっかりと表示されているものもあり、他県産米へと姿を変える産地偽装の温床と化している。

[回答]福島県内某ホームセンター売り場担当者
「一空袋は当店でも取り扱っています。毎年農家の方が、家庭で使用するために購入されているようですね」とあっさり事実を認める担当者。通常は、農家が籾殻や精米したコメを入れて保存するために使用されており、販売すること自体に違法性はない。「うちでは産地偽装を防ぐために検印部分に×印をつけて出荷できないようにしていますが、ほかのお店ではそのまま販売しているお店もあると聞きます」(同担当者)と、その実態を語った。そのほか他県産のコメとブレンドして出荷する業者もいるなど、悪質なケースもあるようだ。

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