人気エントリー定点観測@はてな　「偽らざる関係者たちの醜態」

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──滋賀県大津市で11年10月、いじめを苦に男子中学生が自殺した問題は、今年7月になって市教育委員会の不手際が次々と明らかになり、学校への家宅捜索や加害者である同級生の刑事告訴へと発展しました。ネットでは市教委や学校、加害者への非難が殺到。まとめサイトも作られ、テレビ番組で映された文書をきっかけに加害者とされる生徒の実名を特定する“祭り”状態になりました。このネットでの炎上からもまた、“いじめ”ととれる構図が浮かびます。【集計期間：6月16日～7月15日】

社会│2012.7.7 SAT

■偽らざる関係者たちの醜態
ブックマークuser数　222
［タグ］社会、事件、いじめ
［エントリータイトル］
市教委・大津署・担任「黙殺の練習」 滋賀・いじめ事件
［エントリーページURL］
http://b.hatena.ne.jp/entry/100833966

大津市の男子生徒自殺問題で、学校が実施した全校アンケートに生徒が書いた「自殺の練習をさせられていた」などの記述を市教委は公表していませんでした。また、男子生徒の父親が3回出そうとした被害届を、大津署は3回とも受理拒否。ネタニュースサイト「虚構新聞」はこの問題を、「市教委・大津署・担任教師が『黙殺の練習だった』と証言した」というウソニュースとして掲載。普段はネタだとわかりやすい内容を報じる虚構新聞が怒りをにじませた記事は、「虚構ながら虚構ではない」と驚かれました。大津市は虚構新聞の地元でもあります。

『全校アンケート』
男子生徒が通っていた市立中学校では、自殺直後に全校生徒に対してアンケートを実施。「自殺の練習」のほか「死んだ蜂を食べさせられた」「暴行があった」「先生が見て見ぬふり」など生徒による“告発”があった。

『虚構新聞』

大津市在住の塾講師、UK氏によるサイト。「本当っぽいがウソ」の記事を発信。今年5月には、「橋下徹大阪市長が小中学生にツイッターを義務化」という記事が、真実と思い込んだ人によって拡散され、騒ぎとなった。

ブクマコメント
●現実に対する痛烈な皮肉。「あんたらのやっていること、虚構新聞の嘘記事レベルだよ」と。
●現実世界のほうがむしろ「虚構」。というか「欺瞞」か。
●これは虚構に名を借りた怒り。でも一歩進めてほしかった気もする。
●なんか最近、虚構が現実に負けてる気がする。事実は小説より奇なりということか？
●“これは嘘ニュースです”の部分が今回の虚構成分。
●さすが、滋賀県の誇るリーディングペーパー！