サイゾーpremium  > 特集  > スポーツ  > 【内柴被告】“被告”なのに“元選手”の理由

 26日夜の女子サッカーを皮切りに実質的に開幕したロンドン五輪だが、開幕直前に各局が放送したのが前回08年・北京五輪の金メダリストたちの勇姿をまとめた特集企画だった。

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『「メダリスト」スキャンダル事件簿』(宝島
社)

 北京五輪では今回は競技から外れた女子ソフトボール、04年のアテネ、北京に続いて3連覇を狙う水泳男子平泳ぎ100・200メートルの北島康介、レスリング女子55キロ級の吉田沙保里、同63キロ級の伊調馨、初出場ながら金を獲得し、五輪後総合格闘技に転向した柔道男子100キロ超級の石井慧らが9個の金メダルを獲得したが、「テレビ各局が頭を悩ませたのがアテネに続いて柔道男子66キロ級を連覇し、11年にコーチとして指導していた大学の女子柔道部員に乱暴をしたとして準強姦罪で逮捕・起訴された内柴正人被告の扱いだった」(民放関係者)という。

「すでに刑事被告人となっているので、柔道時代の映像を使用するのはNGだが、かといって内柴被告に触れないのもあまりにも不自然。本来ならば『被告』とするところだが、そこはスポーツ枠での扱いだけに、配慮して『内柴選手』という呼称で統一している。ナレーションで『柔道の内柴選手らも金メダルを獲得』というようにサラっと触れる程度で扱うことにした」(情報番組のデスク)


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