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インタビュー
「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」発言のアノ人!

【野々村直通】元”やくざ高校野球監督”が、傲慢な高野連に物申す!

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──各高校に対して絶対的権力を持つ「日本高等学校野球連盟」。時にそのあり方に批判も出る中で、相当な不満を持っていたという元高校野球監督がその想いを告白した!

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(写真/三浦太輔 go relax E more)

 今年もやってくる球児たちの夏を前に、とある高校の元野球部監督が上梓した自叙伝『やくざ監督と呼ばれて』(白夜書房)が話題だ。

 その著者、野々村直通氏は、島根・開星高校を春夏通算10回の甲子園出場を誇る強豪校へと育て上げた名伯楽。2年前の春センバツで、「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」と発言して物議を醸した、やたらコワモテな監督といえば、記憶にある人も多いだろう。

 そんな野々村氏の波瀾万丈な半生はくだんの書に譲るとして、ここで知りたいのは、しばしば「独善的」との声も聞かれる上部組織『日本高等学校野球連盟』(以下、高野連)と、現場指揮官たちとの確執だ。かの“舌禍騒動”では一時、辞任に追い込まれた氏だけに、さぞや一家言あるに違いない。

「子どもらの目標である甲子園を、ここまでメジャーな大会にしてくれたことには感謝もするけど、すべてが高野連の胸先三寸で進んでしまう現状には思うところもようけある。そもそも部活動が教育の一環である以上、最終的な意思決定権は学校側にないとおかしいし、実際、高体連【※1】傘下の部活なら、生徒の処分ひとつとっても職員会議で決められる。高野連だけがそれを許さず、報告せんかったら処罰までされるんやから、一生懸命やってる監督ほど軋轢も生まれてくるわな」

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