──経験豊富なアダルト界の達人が、アダルトグッズの楽しい使い方を指南。おおらかでオープンな"ネクストレベル・セックス"の世界へ、いざ参る!
アダルトグッズメーカーのエースゼロワン担当者と特別ゲストが、男女のセックスについて幅広く論じていく当連載。今月はプロ書評家の吉田豪氏と共に、エアセックスや包茎問題など、サブカル的事象と「性」についてズバッと斜めに斬る!
(写真/梅川良満)
──豪さんは、アダルトグッズを使われたりしますか?
吉田豪(以下、吉田)オナニー用のグッズを仕事でもらうことはあるけど、ボク自身は使わないんですよ。
エースゼロワン担当者(以下、エ)あまり興味がないんですか?
吉田 今のグッズはすごい進化を遂げていて、ハマったら抜けられなさそうじゃないですか。ボクはマッサージも受けない主義にしてるぐらいで、一度快楽を知ってそれが普通になるのが嫌なんですよね。ただ、人がグッズをどう使うのかを見るのは大好きなので、知人にプレゼントしたりしています。以前も仕事でもらったオナホールを水道橋博士に贈ったら、ビートたけしさんがハマるまでになりましたからね(笑)。
──豪さんは他人の性的なことを聞いたり、見たりしていますよね。リリー・フランキーさんと一緒に素人から性の悩みを聞いたり、エアセックス大会を行ったり……。
吉田 リリーさんとの連載では「クリトリスの位置がわからない」という30代の男性がきたり、あるイベントでは「顔射されるのが当たり前だと思っていた」と女性がマジで語るなど、性の悩みを聞く機会は多いですね。
エ セックスや性癖は表に出ないので、気づかないままなんでしょうね。
吉田 セックスは、個人個人で本当にルールが違います。男性・女性遍歴や過去の出来事など、いろいろな原因で形成されているので、他人のセックスは興味深いんです。