事件の向こうに世相が見える──「何がどうしてそうなった」世にあふれる珍事件・怪騒動・不思議ニュースに光を!
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人の家に強盗に入ったうえに「きちんと戸締まりしなきゃいかん」などと説教するのが“説教強盗”。大正末から昭和初期に活躍(?)した妻木松吉という男が元祖らしい。風俗で一発ヌイておいて「こんなところで働いてちゃいかん」とか言うオヤジみたいなもので、「お前が言うな」って話であるが、ある意味、それより上を行くのが【記事A】の強盗だ。
その名もズバリ「ごめんね強盗」。帰宅してきた女性の後ろからエレベーターに乗り込み、「ひどいことをするけどごめんね」と脅しながら刃物のようなものを突きつけ、女性のバッグを奪って逃げたという。
まさに「ごめんで済んだら警察いらん」の見本のようだが、この男が妙なのはその前段階。記事によれば「男はエレベーター内で女性に『ひどい雨ですね』と話し掛け、女性が『そうですね』と応じると、『もっとひどいことをする』と女性を脅した」って、誰がうまいこと言えと?