サイゾーpremium  > 特集  > IT  > 教育にも手を伸ばした【ソフトバンクの事業展開】

新体制に移行して再びの成長フェーズに

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『今すぐ使えるかんたん ヤフー』(技術評論社)

【1.ネット事業】
[代表企業]
ヤフー株式会社(ヤフージャパン運営)
設立:1996年
代表取締役社長:宮坂学
2010年度売上高:2924億円(連結)

ソフトバンクHDが35・45%の株式を保有し、グループ会社の中で強い関係性を持つヤフー。創業以来代表を務めた井上雅博氏が退任を発表し、後任の宮坂学氏が4月1日にCEO、 6月には社長に就任する。「宮坂さんは現在41歳。アウトドア趣味のイケイケタイプで、孫さんにも物申せる人物です」(前出・経済誌記者)。ネット広告の出稿量が頭打ちになりつつあり、売上高もやや横ばい傾向が続く中で今後の課題となるのは「スマホ対応はヤフーはやや遅れ気味で、このままでは取りこぼしにつながりかねない。新体制下ではここに力を入れると宣言しています。成長性を安定させて、いずれSBIのように独立を狙いたいのかも」(同)。しかしそうなればSBグループ全体の営業利益のうち、ヤフーが属する「インターネット・カルチャー事業」(10年度で構成比23・4%)が大幅縮小することになるため、当面はソフトバンクが許さないと思われる。

[類似企業]
ネットラスト(「ヤフーかんたん決済」運営)/USTREAMAsia(ライブ配信プラットフォームの運営)/株式会社ビューン(コンテンツ配信サービ)/株式会社カービュー(自動車関連ネット広告・SNS運営事業)/ギルト・グループ株式会社(会員制アパレル通販サイト)ほか

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