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第1特集
科学界のインディ・ジョーンズがサラリーマン学者に喝!

生物学者・長沼毅vsサイエンスライター・植木不等式──「地球外生命体はすぐそこにいる!?」

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──味のある科学者がリーマン研究者に埋もれてしまった日本の科学界では、宇宙や生命の謎を解き明かせない?研究所を飛び出し、地球を回り続ける生物学界のインディ・ジョーンズと、ユニークな視点で科学と非科学のはざまに切り込むサイエンスライターが、21世紀の科学革命に迫る!

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(写真/田中まこと)

植木不等式(以下、植木) 先生は、地球生命の起源が宇宙から来たという、いわゆるパンスペルミア説を支持されていますよね。個人的には、この説を唱える人は変人揃いというイメージなのですが(笑)、支持される理由を教えていただけますか?

長沼毅(以下、長沼) 地球起源説もパンスペルミア説も、厳密に評価すると、現状ではどちらともいえないはずなんです。にもかかわらず、「地球のことは地球で」という人たちが主流派を占めていて、それ以外の可能性に言及しないどころか、ほとんど「生命が地球外から来るなんてありえない」という感情論で排除している。それに対して僕は「合理的に、理性的に話し合おうよ」と言いたいので、あえてパンスペルミア説のほうを支持しているんですよ。

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