『ゴロゴ板野のセンター現代文解法パターン集』(星雲社)。
今年1月、センター試験で社会科目の問題配布ミスなど、過去最高の3800人の再試験対象者が発生するトラブルがあり、同試験を運営する大学入試センターに批判が集まった。
そもそも、2010年の事業仕分けで仕分け対象になるなど、以前から大学入試センターの体質を問題視する声は聞かれていた。
真っ先に挙げられるのが、同センターの非効率的な運用が、受験料の高騰を招いているのでは、というものだ。
例えば、民間大手予備校が実施するセンター試験の模擬試験受験料を見ると、おおむね4000~5000円(5科目)ほどであるのに対し、センター試験は1万8000円(3科目以上)と3倍以上。国からの補助金も受け、受験者55万人というスケールメリットも考慮すれば、高額ではないか?