──本文中に登場したテレビドキュメンタリーフリークの2人に、特に印象に残っている作品をピックアップしてもらいつつ、そのヤバい楽しみ方も聞いた。
映像コーディネーター・清水浩之氏推薦作品
■ディープな問題を物語テイストで見せる
ザ・ノンフィクション『となりの難民たち』
2011年7月10日放送
フジテレビ系
日本のラーメン屋で働く人が難民で、ミャンマーの少数民族・カレン族のゲリラとして戦うため国に帰るという話。来日できるほどのインテリなんですが、日本で民族解放運動の活動もしてるんだけど、やはり国で戦いたい。それで、44歳にして志願するんですけど、「お前は高齢だしエリートだから考えなおせ」と、現地組織の人に言われ帰ってきてしまう。展開が面白いだけでなく、この国で難民がどういう扱いを受けているのかとか、強制送還の危険についてもきちんと押さえてあり、見ごたえがありました。