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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第19回──【COMIC編2】

残念なイケメンに萌えて共感する河内遙の『関根くんの恋』

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2012年1月号 COMICクロスレビュー

■『花男』(はなだん)作者の腐女子学園モノ!

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『虎と狼』(5巻)
作/神尾葉子
掲載/「別冊マーガレット」(集英社)
価格/420円 発行日/10月25日
高1の美以(ミー)は筋金入りの腐女子。定食屋を営む祖母と2人暮らしで、調理の手伝いをしているが、常連のイケメン2人が互いを「トラ」「オオカミ」と呼び合うのを聞いて妄想が暴走気味。そして進級した春、新任教師として2人が赴任してくる。親しくするミーだったが、そのせいで同級生の嫉妬を受けるなど、波乱の日々が続く。『花男』作者の新作。

【ライター・高野評】
★★★★★★★☆☆☆
様式美の完成度は高し
「少女マンガ=花より男子」というレベルの代表作を持つベテラン作家の力量を思い知らされた。ツンとした黒髪男子とやさしい白髪男子の配置。教室の冷戦と、戦う女の子への共感。確かに目新しさはないが、様式美として完成している。ちなみに、『花男』の時代から男子たちの関係性にBL的想像力を感じていた身としては、作者自身の告白によってそれを裏付けられたことがうれしい。これって少女マンガのテーゼとして、重大な告白ではないだろうか。

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