サイゾーpremium  > ニュース  > 社会  > 「株式投資」唯一の必勝法!? "絶対勝て...
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インサイダー取引での村上ファンド社長の逮捕を報じる新聞。

 株式投資で成功するテクニックを明かした本は数多いが、チャートによるテクニカル分析、決算書などに基づくファンダメンタルズ分析など独自の理論が多く、確実に利益が出せる成功法ではない。しかし、確実な方法もあるという。それが「インサイダー取引」だ。

 そんなインサイダー取引をネット掲示板を利用しながら行い、荒稼ぎしている個人投資家たちの世界とえげつない投資手法を描いた、異色の投資回顧録『インサイダー取引で儲ける人たち』(アスペクト)が話題を呼んでいる。「日本の株式市場はインサイダー取引が横行していて、なんの情報もない多くのの個人投資家は、カモにすぎない!」。こう語る著者の高島ゆう氏に、インサイダー投資事情を聞いた。

──「日本ではインサイダー取引が横行している」とは衝撃的ですが、確かに今年も、経済産業省キャリア官僚や、証券会社の執行役員がインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会に強制調査されています。

高島 時々そのように世間を騒がせることもありますが、実際には強制調査されない事例のほうが多いと思います。インサイダー取引は日常に転がっていますから。例えば、プレスリリース。プレスリリースは、社員および関係者に告知された翌々日に公になることが多い。つまり、その間に情報を入手した関係者が「買い」を入れることができる。こうした場合、買ったのが取引先の上場企業株でもなければ、罰せられることはないのです。そんな例は、探せばいくらでもあるでしょう。

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