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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第18回──【MOVIE編】

『映画 怪物くん』の迷走 無難すぎる展開で子どもだましにもなっていない!?

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──低迷する映画業界よ、こんな時代だからこそ攻める映画を! 保守的になりがちな映画業界に喝を入れる映画評。映画を見る前にこれを読むべし!

2011年12月号 MOVIEクロスレビュー

■予想外の出来だったドラマから今度は映画へ

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『映画 怪物くん』
監督/中村義洋
原作/藤子不二雄(A) 脚本/西田征史
出演/大野智、松岡昌宏、八嶋智人、川島海荷ほか
配給/東宝 公開/11月26日

日頃のワガママが原因で、怪物ランドの王位継承を反対された怪物くん。怒ってランドを飛び出し、日本へ向かったつもりが着いたのは"カレーの王国"。そこで権力者から、反乱軍にさらわれた王子と姫の救出を頼まれる。10年に放映されたドラマの続編。脚本の西田征史は今年、アニメ『TIGER&BUNNY』で注目を浴びた。
(c) 藤子スタジオ、小学館/2011「映画 怪物くん」製作委員会

【映画文筆業・那須評】
★★★★☆☆☆☆☆☆
CGがかえってスケールを狭めた
本作のキーワードであり、世界を動かすモチベーションとして肯定されているところの「ワガママ」が上手く機能していないように思える。大勢の登場人物を的確にさばく中村監督のクレバーな人事手腕はさすがだが、CGがかえってファンタジーのスケールを狭めているきらいも。そんな中、悪魔を演じた松岡昌宏の力量は光っており、彼が登場した途端に空気が一気に本気モードに変わって、画面がビシッと引き締まったのにはびっくりした。

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