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狙うは自民党利権崩壊と"新たな利権"

九州電力を叩きまくる枝野経産相の「東電解体」の野望

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『東電解体』(東洋経済新報社)。

「いったい何を考えているのか、理解不能だよ、あの会社は」

 10月14日、温家宝首相との会談のため中国を訪問中だった枝野幸男・経済産業大臣は、にこやかな表情を一変させると、一気に怒りを爆発させた。

 ほかでもない。原発やらせメール問題を起こした九州電力が、真部利応社長続投のまま同問題の幕引きを図ろうとしていることを報道陣に質問され、我を忘れたかのように怒りだしたのだ。さらに、九電が経産省に提出した、やらせ問題をめぐる最終報告書の内容についても枝野大臣は、「原子力政策への国民的批判がある中で、こんなことをしているのは理解不能だ」と強い不快感を表した。九電は、問題の検証と再発防止のために第三者委員会を設置したが、同委員会が認定した、やらせの発端は佐賀県の古川康知事にあるという内容を報告書に盛り込まなかったからだ。それでも、九電は一向に引くそぶりを見せることなく、報告書提出後、真部社長の続投を正式に発表した【やらせメール問題については、ボックス欄参照】。

 なぜ、同社はそこまで真部社長のクビを差し出すことを避けるのか。そこには、ある「お家事情がある」と九電関係者は打ち明ける。

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