「しゃべるな!」と言われたことを、あちこちでしゃべりまくり、命まで狙われたこともあるというタカス。周囲から怒られる度に「貝になる」と誓うのだが、その放言癖はいまだ健在だ。
写真は、09年に会食したときのツーショット。ところで「AERA」(朝日新聞出版)10月3日号に元経産官僚・古賀茂明氏の「日本はやくざ国家ですよ」という記事が載っていた。古賀氏の著書の売り上げは合わせて約80万部。税金で仕入れた情報を売って印税はすべて自分の懐に入れるなんて、あんたこそやくざだ!
島田紳助の引退騒動後、ビートたけしは「週刊文春」(文藝春秋)や東京スポーツで自ら「暴力団との交際」を語るという方法に打って出た。
10月1日、暴力団との交際を禁じる暴力団排除条例が東京都でも施行された。当局の芸能界への対処の方法には2つある。ひとつは、タレント個人を引退に追いやる紳助式の方法。もうひとつは、プロダクションごと取り締まる方法である。しかし、芸能界の歴史から見て、直接・間接含め、暴力団と付き合いのないプロダクションは基本的にない。100人芸能関係者がいたら、100人アウト。交通違反と同じ、当局に目を付けられた者が餌食だ。
考えてみてほしい。普通に生きてきたら、人を商品として切り売りするプロダクション経営をしようとは思わないだろう。常識、道徳、倫理を逸脱し、世間から差別区別された者が集まって構成している世界、それが芸能界である。