――6本のレギュラー番組を抱えていたテレビ界の"暴君"島田紳助の電撃引退。その余波は当然テレビ局にも及んでいる。
やっぱり狙うはマー君とのゴールイン? 会見に登場した里田まい。
「紳助の引退発表があったのは8月23日。ちょうどテレビ業界は10月改編の発表を控えていた時期で、各局とも上を下への大騒ぎとなった」(民放関係者)と言うが、早々に番組打ち切りを決めたのがTBSの『紳助社長のプロデュース大作戦』。対照的にテレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』や日本テレビ『行列のできる法律相談所』『人生が変わる1分間の深イイ話』は、代役の司会を立てることで続行を決定。
最終的に打ち切りが3本。残り3本が続行という結果となったが、紳助番組終了に安堵しているのが、意外にもフジテレビだという。
「おバカタレントブームを作った『クイズ!ヘキサゴンII』も一時の15%を超える視聴率には及ばず、10%を切ることも増えていた。タレントをいじり倒す番組のやり方には、局内からも不満があり、終盤の頃にはゲストを揃えるのにも苦労しました。ヘキサゴンファミリーだけでは毎回代わり映えがしないことから、『ヘキサゴンファミリーIIチーム×ゲストチーム』という形でのクイズ対戦に切り替えたのですが、番組を嫌ったためか、ゲストが集まらず、一時は一般の高校生を対戦相手として募集するという苦肉の策を講じたことも」(番組制作関係者)