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第1特集
メディア&ベンチャー企業の危ない噂【1】

リクルート、講談社、読売新聞......オールドメディアはなぜ"IT戦略"を見誤るのか?

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──かつては「第四の権力」などと呼ばれながら、インターネットが普及した今、オールドメディアが力を失いつつある一端には、IT戦略の下手さがあった。その失敗の原因はどこにあるのか、各社のお家事情を探る!

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今夏、社会を騒然とさせた反フジテレビ騒動問題の本質は、ネットを主なメディアととらえる人たちからのテレビ批判と見るべきなのだろう。(写真は、8月7日のお台場フジテレビデモの様子)

 今年7月、リクルートが運営する「じゃらん・net」が、同サイトに登録している約1万6000軒の宿泊施設の公式Facebook(以下FB)ページを無断で作成するという問題が起きた。これに対して、すでに独自のFBページを作成していた宿をはじめとする多数の加盟施設からクレームが続出、結果的に無断作成した全ページが一時閉鎖されるという事態になった。リクルート広報部は「あくまでもFBを通じて施設の情報を提供し、集客を支援する目的だった」と釈明しているが、常識的に考えて系列会社でもない一加盟店の「公式ページ」を他社が勝手に作成するのは不自然だ。無断作成された各宿の公式FBページにはじゃらん・netの該当ページへのリンクが貼られており、FBを通じてユーザーを自社サイトへ誘導しようとする狙いが浮かび上がってくる。

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