「しゃべるな!」と言われたことを、あちこちでしゃべりまくり、命まで狙われたこともあるというタカス。周囲から怒られる度に「貝になる」と誓うのだが、その方言癖はいまだ健在だ。
6月末、私が毎年審査委員長を務めている「日本・パラオ国際親善大使プリンセス」選考会が行われた。例年にも増して、粒ぞろいで選考は難航するも、いい子を選べた。日本のために南洋・パラオで散った第二次大戦の戦没者たちに、彼女たちの笑顔を届けることも、女衒である私の重要な仕事だ。
業界内で、私が近々逮捕されるという情報が流れている。聞きつけた新聞記者たちから、次々に確認の電話が入った。サイゾーにも共同通信から問い合わせがあったそうだ。この情報が流れてすぐさま私は、メディアの重鎮が集まる恒例の「モッツハリマオ会」をはじめ、マスコミ各社の社長や編集長、記者らに次々と会い、次のように説明した。
「逮捕の容疑は、さまざま思い当たる。風営法違反、傷害、恐喝、強要、詐欺に近いこともあるだろう。だが、一つひとつ私なりの理由があるので、当局の一方的な情報は信じないでほしい。未成年に対しての淫行条例違反は絶対にない!」
6月7月だけで、合計600人近いメディア関係者と会った。弁護士団も結成し、打つべき手は打った。
なぜ私が狙われているか、それははっきりしている。"エロ"である。