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第1特集
ヤクザなウリ専──新宿二丁目の買春経済学【2】

ストーカー被害から覚せい剤まで! ウリ専ボーイの"命がけ"お仕事事情

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――ここまで、ウリ専の法学・経済学を学んでいただいたが、最も重要な店の"商品"であるボーイたちには、どんなお仕事が待っているのだろうか? 現役ボーイたちを集結させ、それぞれの"営業術"と苦悩について語ってもらった。

【座談会出席者】

A…都内の出張形式ウリ専に勤める現役ボーイ。ボーイ歴4年。26歳、ゲイ。
B…Aとは別の出張形式ウリ専に勤める現役ボーイ。ボーイ歴6年。24歳、ゲイ。
C…Bと同じウリ専に勤める現役ボーイ。ボーイ歴6年。30歳、ノンケ。

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『新宿二丁目ウリセン物語』(河出書房新社)。

──みなさんは、お店のプロフィールでも実年齢を公表してますか?

A 俺は、20歳ということに(笑)。

B 俺も店では20歳という設定。入店した当初は19歳だったんだけど、1回辞めて出戻った時に1歳増で更新された。それからはずーっと不老。

C 俺も店だと24歳で、6歳サバ読んでる。3年前、アボンヌさん(=筆者)に指名された時、「タメじゃーん」とか言っちゃったけど(笑)。

A えっ、そういう関係だったの!?

──ちょっと、唐突にバラすのやめてくださいよ! しかも年齢詐称!!

C あは。アボンヌさんはゲイの世界だと需要ありそうな感じだったから、「なんでウリ専なんか?」って不思議だったよ。まぁ3回くらい指名してくれて、ありがたかったけど。

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