サイゾーpremium  > 特集  > 歴代の天皇が、怨霊を恐れて鎮魂!? 史実...

──怨霊となった天皇・崇徳院の式年祭の前後3年の間には、国家的な動乱がたびたび必ず起こっているという。後世の天皇の時代には、どんな動乱が起きて、どう対処したのか? 崇徳天皇の怨霊の影響だといわれる事件の中でも、特に影響のあったものを見つつ、その怨霊の力を紹介する。

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(絵/笹部紀成)

■平安時代
「天下の悪事」続出が、 怨霊伝説の始まり!
1164年の崇徳天皇崩御の直後には、不吉な事件が起こり続けた。後白河院の近親者が次々と命を落とし、京都では大火事が起こり、大内裏の一部が焼失。精神的に追い詰められた後白河院は怨霊鎮魂のため、死後数年経ってから「崇徳院」という諡号を贈ったほか、改元や崇徳院廟の建立なども行った。

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