サイゾーpremium  > 特集  > "ミスター・ノンフィクション"猪瀬直樹が...

──当特集【2】までは、60年代後半~80年代生まれの新しい書き手による注目のノンフィクション作品を取り上げてきた。しかし、昔ほど話題になる作品は生まれていないのもまた事実。70年代にこのジャンルを築き上げた功労者であり、"首都副知事""大宅賞選考委員"の猪瀬直樹氏は、今のノンフィクション業界をどう見ているのだろうか?

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猪瀬直樹氏。(写真/田中まこと)

「不作」という枕詞がつきまとってきたノンフィクションが近年、70年前後生まれの書き手の台頭によってようやく少し活性化しつつあるようだ。このジャンルの第一人者であり、「ノンフィクションの芥川・直木賞」といわれる大宅壮一ノンフィクション賞の選考委員を務めてきた猪瀬直樹氏の目には、この状況がどう映っているのだろうか? 都庁の副知事室で行われた猪瀬氏へのインタビューはしかし、開口一番「まずノンフィクション業界うんぬんの話の前にね、大前提として言っておきたいことがあるんです」と本質論から始まった。

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新・ニッポンの論点

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