──小誌ゲイライターが二丁目の深部にまで踏み込んでリサーチした、選りすぐりの"二丁目グルメ"をご紹介!
家庭の味で男心をワシ掴み!
新宿二丁目グルメ【1】──Fmf(エフメゾ)
「男ができるカレー」は、なくなり次第終了。また、日によって「男ができるハヤシライス」や「男ができるシチューライス」の場合もアリ。伏見氏曰く、「19時頃ならご飯も炊き上がっているので確実に食べられます。ただ、ウチは飲み屋なので、カレーだけ食べて帰ろうとする人は許しません!(笑)」とのこと。(撮影/後藤秀二)
伏見ママの見立てで、お客さんの席はどんどん相席に。
■水曜限定で食べられる、ママお手製の「男ができるカレー」
新宿二丁目が歓楽街として賑わいを見せるのは、人出の多い週末の夜。しかし、"セクシャルマイノリティの交流の場"としての二丁目を知るなら、平日の夜のほうがいいかもしれない──。そんなことを感じさせるのが、毎週水曜日にだけ開店するゲイバー「F mf(エフメゾ)」のカレーだ。同店は自身もゲイである作家の伏見憲明氏がママを務めており、このカレーも伏見ママが朝から煮込んで作るお手製品。ご本人は「取り立ててなんの工夫もしていない、ごく一般的な家庭の味ですよ」と言うが、具材にはブロックで購入しているという豚バラ肉や野菜がてんこ盛り。これでひと皿500円って、採算が取れない気が……。