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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第11回──【GAME編】

3D対応携帯ゲーム機が任天堂から出た意味と、ゲーム史におけるその位置付けとは?

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「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」とは?

本誌連載陣でもある批評家・編集者の宇野常寛氏が主宰するインディーズ・カルチャーマガジン「PLANETS」とサイゾーがタッグを組み、宇野氏プロデュースのもと、雑誌業界で地位低下中のカルチャー批評の復権を図る連載企画。新進気鋭の書き手たちによる、ここでしかできないカルチャー時評をお届けします。見るべき作品も読むべき批評も、ここにある!

今月の一本
『3DS』

井上明人[GLOCOM研究員]×中川大地[ライター]×宇野常寛[批評家]

──2月末に発売されたニンテンドー3DS。DSシリーズとしてはもちろん、裸眼で3D対応ゲームをプレイできる初のポータブル機として、発売前から注目を浴びていた。まだ対応ソフトもさほど出揃っていない状況ではあるが、この新ハードの出来から、日本のゲーム業界の現状を分析する。

中川 今年はいよいよ携帯ゲーム機の世代交代の時期。国内ゲーム産業がソーシャルゲームの勃興や海外に向けてどう巻き返しを図るかという情勢の中で、その皮切りとなったのが3DSです。東日本大震災の影響で勢いは鈍らざるを得ませんが、多分被災地でも携帯ゲーム機が子どもたちの唯一の慰めになっているような光景は、少なからずあるんじゃないでしょうか。そんな大状況の中ですが、3DSへの率直な感想は皆さんどうですか? 僕は左右の視力がだいぶ違うこともあって、ほぼ3Dに見えなかったりするんですが.……。

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