民主党はエネルギー政策をどこで見誤ったのか?
神保 民主党は09年マニフェストで、地球温暖化対策として、キャップ・アンド・トレード、フィードイン・タリフ(電力固定価格買い取り制度)、環境税の3本柱の政策を明記しています。野党時代は地球温暖化対策本部の岡田克也本部長と福山哲郎事務局長で、国際水準の温暖化対策を打ち出し、それに基づいて鳩山首相は総理としての最初の国際舞台へのお披露目となった国連総会の演説で「温室効果ガス25%削減」を公約しました。ただ、あれが民主党政権のエネルギー政策のピークで、あとは急転直下で落ちていった。今では自民党時代よりもひどい状態かもしれません。実際に民主党政権にもアドバイスをされる立場にあった飯田さんは、民主党はどこで失敗したと思いますか?