──その美貌からは想像できないほどの読書量を誇る"文学好き女優"佐藤江梨子と、セレブウォッチャーとして有名ながら翻訳本の出版経験もある"マルチ・コラムニスト"辛酸なめ子が、翻訳文学のなんたるかについて語り合う!!
(写真/菅野ぱんだ)
辛酸なめ子(以下、辛) 佐藤さんは、海外文学はよく読まれるんですか?
佐藤江梨子(以下、佐) よくってわけではないけど、たまに読みます。最近だと、ラッタウット・ラープチャルーンサップっていう人が書いた『観光』っていう本(早川書房、古屋美登里/訳)が、超面白かった。
辛 変わったタイトルですね。