──ここまで、現在のフェイスブックの異常な盛り上がり方の理由や、今後の日本での広がり方の可能性を考察してきたが、最後に、「フェイスブックどころか、インターネット自体が2020年代後半にはダメになる」という、この方のハイパーな未来予測を記しておこう。
高城剛氏の著書『ヤバいぜっ!デジタル日本』。
その内実には疑問符がつくにせよ、フェイスブックブームに沸き立つ日本で、ミクシィやモバゲー、GREEといった国内SNS企業も海外進出を図っている(当特集【5】参照)。
この状況をどう見るか、高城剛氏に聞いてみた。
年若い読者であれば知らないかもしれないが、高城氏が90年代前半に立ち上げた「フランキー・オンライン」(パソコン通信の一種。今でいうオンラインゲームやネットショッピング、音楽ダウンロードなどの機能を持っていた)は、ソーシャルメディアの先駆けともいえるサービスだったのだ。