09年の衆議院選挙で「幸福実現党」より出馬した、『金田一少年の事件簿』でおなじみの人気マンガ家・さとうふみや氏。これまで公の前に現れることのなかった同氏が、作家生活20周年を迎えた今、自身の信仰とマンガ作品について始めて赤裸々に語ってくれた──。
幸福の科学総裁・大川隆法氏の霊言シリーズ『もしドラッカーが日本の総理だったらどうするか?』
──まずは漫画家を志したきっかけはなんですか?
さとうふみや(以下さとう) 中学の頃、未来の自分を描けと言われ、「漫画家になって毎日締め切りに追われる忙しい日々を送りたい」みたいなことを描いた記憶はありますね。ある意味そのままになりました。最初に好きになったのはベルバラ。オスカルは今でもソラで描けます。小学生の頃は、はじめ「マーガレット」や「りぼん」(共に集英社)を読んでましたけど、少女漫画以外にも『サイボーグ009』や『宇宙戦艦ヤマト』を見てました。コミックはブックオフがない時代に300冊ぐらいもってましたから、普通のオタクでしょうね。
──幸福の科学にはいつ頃入会されたんですか?
さとう もともと霊的世界観に興味があったので、美術の専門学校に通っていた頃、好きの友達と霊界話をしてよく盛り上がってたんです。それで、ちょうどその頃、(大川隆法)総裁先生の『霊言シリーズ』【註1】が出始めて。マンガを描く時のネタの足しにしようと思って、最初は興味半分で読み始めたんです。でも読んでいるうちに、「これは本物っぽいぞ」と。