インタビューを受ける高城剛氏。
我々、メディア業界人からすれば、20年近く一線で活躍してきたクリエイター兼実業家。お茶の間からしてみると、ここ2年ばかりよく目にする沢尻エリカの夫。しかも、その実態は謎だらけ。そんな高城氏が、自らの仕事や人生観を綴った著書を上梓したことに際して、「いろいろ面倒なことが起きるから、アノ話はナシ(笑)」という条件でインタビューに応じてくれた。とはいっても、アノ話につながる、高城氏の人生観や結婚観などは聞かずにはいられない。
──高城さんの新刊のタイトルは『私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)。確かに一連の騒動の最中では、「あの男はいったい何をして食ってるんだ!?」という声があったようです。
高城(以下、高) 2009年には、いくつかのメディアで「高城は無職、ヒモ!」とかって書かれたからね(笑)。あの時期は2016年の東京オリンピック招致映像の監督をやってました。「10分の映像に6億円も使った」とマスコミに叩かれた、あの作品です。
──それ、マスコミの格好のネタなのに、まったく報じられていませんね。