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英BBCのお笑い番組で、日本の二重被爆者を「世界一運の悪い男」と紹介して物議を醸した件。実際の映像と翻訳を見る限り、ひどくバカにしたわけではないようだが、日本人として不快に感じるのは当然だろう。ただ、誤解を恐れずに言うならば、原爆だろうと何だろうと、ジョークの対象にしていけないものはないと思う。そういう絶対的タブーを設けることは逆に危険。とはいえ、やはり取り扱いには慎重さが必要だ。
では、【記事A】の場合はどうか。女子マラソンの世界記録保持者ポーラ・ラドクリフが、練習中にふくらはぎを犬にかまれたという。幸い大事には至らなかったようだが、「世界一の足 ガブッ」という見出しや「世界一の足でも逃げ切れなかった──?」といった一文は、明らかに面白ネタ的扱いだ。ラドクリフ本人にしてみれば、ふざけんなって話だろう。