画像は『二代目弘道会総覧』/竹書房より
六代目山口組の中枢を担う弘道会だが、著名人たちへのタニマチ的なポジションとしても業界内では名を轟かせてきた。2010年も、大相撲のスキャンダルから、紅白歌合戦のキャスティングまで、その裏には同組の影が見え隠れしていた──。
六代目山口組を事実上仕切っている弘道会。現在、警察は山口組殲滅に向けて、高山清司組長(山口組ナンバー2)を逮捕するなど、同組へのプレッシャーを強めている。そんな弘道会だが、芸能・スポーツ界に対する影響力は小さくなく、一部ではタニマチ的な活動も行なってきたという。
最近では、弘道会系暴力団のM組長が、09年9月の朝青龍の誕生パーティーや横峯さくらの祝賀会に出席していたことが、「週刊文春」(文藝春秋)などでスキャンダラスに報じられた。
弘道会と角界といえば、10年5月に発覚した、同組幹部が名古屋場所の特別席のチケットを現役親方経由で入手し、観戦していたという騒動が記憶に新しい。