車内でのヒマつぶしといえば、最近はスマホや携帯ゲームが定番だ。とはいえ、昔ながらに雑誌や本を読んでるアナログな人もそれなりに存在する。そういう人を見かけると、出版界のはしくれにいる者として、いつも「ありがとう」と心の中で頭を下げている......というのはもちろんウソだが、ちょっと嬉しい気持ちになるのは事実である。
しかし、それはあくまでも乗客が読んでる場合。もし乗務員が読んでたら、「ちょっと待て」って話である。でも、そんな乗務員はいないよね、と思いきや、【記事A】によれば「千歳線の普通列車に乗務中の男性車掌(63)が、車掌室内で約10分間、文庫本を読んでいた」という。