サイゾーpremium  > 連載  > 佐々木俊尚のITインサイドレポート  > 映画『ソーシャル・ネットワーク』に見るソ...
連載
佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」 第33回

映画『ソーシャル・ネットワーク』に見るソーシャルメディアの本質

+お気に入りに追加

──激変するITビジネス&カルチャーの深層を抉る!

1102_it_ill.jpg
リアルとバーチャルが互いを補完し合うとき、ザッカーバーグは完全体となった……!?

──世界最大のSNSフェイスブック。創始者であるマーク・ザッカーバーグを中心に、その創業にまつわるエピソードを映画化した『ソーシャルネットワーク』が公開中だ。ナードでギークな26歳の億万長者が生まれたのは、彼が非コミュだったからだった!?

 本誌が発売される頃には、アメリカ映画『ソーシャル・ネットワーク』が公開されているはずだ。世界最大のSNSであるフェイスブックの黎明期を題材にしたデヴィッド・フィンチャー監督の作品である。『セブン』や『ファイト クラブ』『ゲーム』など、奇妙奇天烈な後味を残す映画ばかりを撮っている監督だ。この『ソーシャル・ネットワーク』も一筋縄ではいかない内容になっている。これはフェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグをはじめ、ナップスターの創業者ショーン・パーカーなど全員が実名で出てきて、しかも彼らがみんな「人でなし」として描かれるという、恐ろしい暴露映画なのである。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ