サイゾーpremium  > 特集2  > 白石なごむ──事務所に所属しなくてもアイ...

──かつては芸能プロダクションが完全に"生産管理"していたアイドル。地下アイドルの出現により、ここ数年でそのシステムは瓦解しつつあったが、さらなる新形態がコレかもしれない。

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(写真/早船ケン)

「今、アキバアイドルが熱い!」と聞かされたのは、3年前、サエキけんぞう氏からだった。それが真実だったことを、その後AKB48の活躍という形で目の当たりにすることになる。そして、AKB48は氷山の一角にすぎない。今秋葉原には、かつてより広範に、アキバアイドル・シーンが展開されている。サエキ氏が手掛ける白石なごむは、最新の"自称アイドル"。

「アイドルを"自称"しているところがポイントなんです。僕が手掛けているといっても、やっているのはあくまでエクゼクティヴ・プロデュース。僕がなごむちゃんに『アイドルになりなさい』と言ったわけではないし、彼女の場合、音楽もセルフ・プロデュースしているんです」(サエキ)

 2人の出会いは、サエキ氏が主催している地下アイドル・オンリーのイべント「TOgether」だった。そのイベントは、出演者中、事務所に所属している人はゼロ。かつてアイドルと言えば、文字通り、誰かに作られた"偶像"であり、芸能プロダクションが、そのアイドルをどう見せていくかの主導権を完全に握っていたものだが......。

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