──今年7月号よりスタートし、今回で7回目を迎えた本連載。2010年最後となる今月は、今年1年の映画・マンガ・小説・ドラマ・アニメ各ジャンルで話題となった作品と、カルチャー界全体の動向を総括すべく、特別座談会をセッティング。"今"の文化を語る言葉がここにある!
東宝という最メジャーが、今年邦画界に放った問題作『告白』。若き雄・川村元気Pによる確信犯的作品だったといえるだろう。本年6月公開。
宇野 今回は、各ジャンルの今年の動きを総括すべく、本連載スタッフである石岡さん、松谷さん、森田さんに集まってもらいました。個々の作品評については「サイゾー」のバックナンバーおよび年末発売の総集編を参照していただくとして、ここでは状況論をおおまかに提示したい。