──一発当たればいろいろオイシイと思われているB級グルメ。でも中には、便乗感まるだしのPRもある様子。ちょっとアレな、"B級"町おこしを集めてみました~。
ほうとうは、山梨だけのものじゃない! 埼玉県深谷市の「煮ぼうとう」は、07年の埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝した逸品ですぞ!
B級グルメのブームに乗っかって、さまざまな地方自治体が、B級グルメにちなんだ町おこしを行っている。だが、このPR方法は大丈夫なの? と思えるような活動もある様子……。おらが村の涙ぐましいプロモーションをご紹介。
まずは東京のベッドタウン「埼玉県」のこの事例。一部から「ダサイたま」という不名誉な称号を与えられている同県では、そんなイメージを覆すべく、今年1月「埼玉『超(ちょ~)』観光立県宣言」を発表した。県内全70市町村で「ご当地ゆるキャラ」を考案、人気アニメの舞台となった街を使ってのイベントなど、サブカルなコンテンツを最大限に利用した"県おこし"を展開。その一環で、各市町村が最低ひとつ、地元の名物を強化したり、名産品を使ったB級グルメを開発している。水で溶いた小麦粉を鉄板で焼いた「行田フライ」や「所沢焼だんご」など、もともと地元で食べられていたものもあれば、加須市の「加須市みんなで考えた肉味噌うどん」など、担当者の苦労が垣間見られる商品も。もう『ダサイたま』とは言わせない、そんな必死さが伝わってくる宣言だが、なんだか『B級県』という立場を認めたともとれる?