サイゾーpremium  > 特集  > ホームレスへの憧れ? それとも不安? 不...

──都市圏で暮らす若者を中心に、いま野宿に注目が集まっている。一昨年末の年越し派遣村騒動もまだ記憶に新しく、いつ職も家も失うかもしれない不安を抱えて生活せざるを得ないご時世に、「どこでも生活できる」力は魅力的に映るのかも。だが、路上生活は当然、お気楽なものではないはずで……。

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厚労省と東京都がそれぞれ行っている調査結果。数は減れど、高齢化と定住化が問題視されている。(東京都福祉保険局発表データより作成)

 最近、〈野宿〉がにわかに注目を集めているのをご存じだろうか。「野宿ってなんか楽しそう!」「お金使わないし、エコな趣味かも」なんて声も、身の回りでチラホラと耳にする。

 このブームの発端となったのは、「野宿野郎」というミニコミ誌だろう。路上で寝るという奇特な趣味を持った人々の"野宿愛"に満ちあふれたこの雑誌は、テレビやラジオ番組、「R25」(リクルート)や「週刊SPA!」(扶桑社)などの雑誌でも取り上げられ、その名を一般層にも広げている。

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