──"男子スイーツブーム"により、注目を集めるようになったブロガーの存在。そうした中でのメディアでの取り上げられ方や、このブームについて、スイーツ好き男子のための情報サイトなどで覆面ライターを務めるT氏に聞いた。
ニフティの呼びかけで、昨年「男子スイーツ部」のメンバーが考案したプリンが、計画当初の約1.5倍の売り上げ(約9億円)を記録し、今年10月には第2弾が発表された。
去年ぐらいから、僕らのような「スイーツ好き男子」がフィーチャーされるようになりました。ニフティと小学館の雑誌「DIME」が運営する「男子スイーツ部」、口コミサイト「甘党男子」など、スイーツを語る男子コミュニティが増えたことがきっかけです。同時に、的場浩司や芝田山親方、スイーツ番長など、スイーツ好きを公言して話題を提供するキーマンもメディアで活躍しました。
最近では、メーカーやコンビニチェーンに招かれて、新メニューの試食会、グループインタビューに参加するスイーツ男子も多いようです。えっ、試食会に参加するメリットですか? 多くの場合、謝礼はもちろん交通費も出ませんし......(笑)。オイシイ点といえば、発売前の新スイーツを先行して食べられる、ということぐらいでしょうか。企業の情報収集にうまいこと利用されているだけ? う〜ん......私たちの意見、反応がどれだけフィードバックされているかはわかりません。でもスイーツ好きはマジメに参加して、真摯に感想を言っている。映画好きが試写会に招かれるのと同じ、それだけですよ。