──進化し続けるBLは、甘甘な純愛からハードなエロまで豊富な品揃え。どのタイプから攻めるかは、各界の代表者らによる評価を参考にされたし。
【評者紹介】
腐男子代表 吉本たいまつさん
BL歴11年。オタク文化史研究科。「BLは恋愛に苦しむ男性を開放させるツール」と説く、ノンケの真性腐男子。腐女子ポータルサイト「がる☆パラ!」にもコラムを連載中。ブログ「1日1やおい」<http://taimatsu.cocolog-nifty.com/1yaoi/>
ゲイ代表 まぁがりんさん
BL歴0年。新宿二丁目のゲイバー「あっぱれ!」のママを務めるほか、テレビなどでも活躍する生粋のゲイ。BLマンガ初体験の感想は「この先、一生読むことはないだろうって思ったわ」とのこと。「あっぱれ!」HP/http://www.appare-bar.com/>
童貞代表 渡部伸さん
BL歴0年。童貞歴35年。広告デザイナー業の傍ら、「全国童貞連合」の初代会長も務めている。BLマンガ初体験の感想は「3回飛んだらハマってしまいそうです。早く編集部に返却したい」とのこと。全国童貞連合公式サイト<http://www.cherrybb.jp/>
■王道タイプ
『純情ロマンチカ』
中村春菊(角川書店)既刊13巻
シリーズ累計300万部を突破し、アニメ第2期も好評放送中の大ヒット作品。高級外車に乗る俺様なセレブ作家・宇佐見に溺愛された、ウブな男子大学生・美咲の揺れる乙女心(男だけど)を描く。同シリーズでは表題作のほかに、『純情エゴイスト』と『純情テロリスト』の3つの物語が互いにリンクし合い、それぞれの恋愛模様が描かれていく。