──サンプル作品『スーツの悪魔に恋をして』(90年代風でスマン!)を例に解説。あくまで一例なので、あしからず。
『スーツの悪魔に恋をして』
漫画:上杉久代
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(絵/都築潤)
<前回までのストーリー>
心に傷を抱えた若手アイドルの三浦裕真(18歳)は、水商売の母親が作った借金を返済するため、100万円で大物プロデューサー岩崎哲に童貞を捧げることを決意する。しかし――「あいにく、そいつは俺のもんだ」。すんでのところで、スーツ姿の長身の男に助けられる。そして数日後、大手電機メーカー「エムド」のCM撮影の現場で、その男とまさかの再会。彼は同社社長の息子にして、宣伝部長の不和征樹(27歳)。8ヶ国語を操るデキる男として、女子社員の羨望を一身に浴びる、オレ様なモテ男だったのだ! 心弾む裕真だったが、征樹に冷たくされて傷つく。撮影終了後、控え室で落ち込む裕真に、「お前は笑ったほうがいい。今度、一緒に出かけるか。イヤと言っても連れていくがな」と微笑む征樹。急接近する2人。「俺、あんたのこと、好き...かも......」と、始めての恋に戸惑う裕真。だが、征樹がライバル会社の社長令嬢・沙羅と婚約していることが発覚し、裕真は動揺して......