(写真/有高唯之)
──音楽業界、決して悲観的な話ばかりではない!? 現在口コミからブレイク中の→Pia-no-jaC←、その"仕掛け役"たちが語る逆転の発想とは?
ピアノとカホン(箱型の打楽器)による2人組のインストゥルメンタル・ユニット、→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)が注目を集めている。2008年のデビュー以来4枚のアルバムをリリースし、そのトータルセールスは30万枚を突破。今や二宮和也からのラブコールで嵐のアルバムにゲスト参加するなど、幅広い方面からの支持を集め、躍動感あるライブパフォーマンスは、各地のフェスやイベントにも引っ張りだこの存在となっている。
彼らのブレイクのきっかけは、全国のヴィレッジヴァンガードで大プッシュされたこと。その背景には音楽業界の"常識"とは逆を行くようなプロモーション戦略があったという。果たして彼らの成功の要因はどこにあったのか? メンバー2人に加え、その"仕掛け役"であるプロデューサーの加藤圭一氏を含む裏方スタッフたちにも集合してもらった。
──まず、→Pia-no-jaC←のプロジェクトは、どんなところから始まったんでしょうか?