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佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」 第28回

UNICODEがもたらしたタイムマシン経営後のビジネス手法

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崩壊した"タイムマシン"の回りから、何が生まれて残ってゆくのか、これからが見極め時か

 日本のウェブ業界は長年、アメリカで流行のウェブサービスを「輸入」することで成長してきた。だが、今や事情は変わり、アメリカ発のサービスがそのまま日本で優位に立つ事態が起こり始めている。その中で生き残るには、どのような手段を講じるべきなのか?

 しばらく前、「アメーバブログ」を運営するサイバーエージェントが「Amebaなう」というサービスをスタートさせた。140文字の投稿ができるツイッターそっくりのサービスで、名前までツイッターでの流行語「なう」からもらっていた。このサービスのスタート直後、同社のAmebaなう担当の女性は、ニュースサイトCNETの取材にこう話している。

「サービス名が話題になるとは思ってなかったので、少し前に『Amebaなうが出るぞ』ってニュースが出たとき、社長が『ちょっと、名前、あれで大丈夫かな?』と言ってました(笑)。『もうやりましょ!』みたいな感じで進みましたけどね。

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