崩壊した"タイムマシン"の回りから、何が生まれて残ってゆくのか、これからが見極め時か
日本のウェブ業界は長年、アメリカで流行のウェブサービスを「輸入」することで成長してきた。だが、今や事情は変わり、アメリカ発のサービスがそのまま日本で優位に立つ事態が起こり始めている。その中で生き残るには、どのような手段を講じるべきなのか?
しばらく前、「アメーバブログ」を運営するサイバーエージェントが「Amebaなう」というサービスをスタートさせた。140文字の投稿ができるツイッターそっくりのサービスで、名前までツイッターでの流行語「なう」からもらっていた。このサービスのスタート直後、同社のAmebaなう担当の女性は、ニュースサイトCNETの取材にこう話している。
「サービス名が話題になるとは思ってなかったので、少し前に『Amebaなうが出るぞ』ってニュースが出たとき、社長が『ちょっと、名前、あれで大丈夫かな?』と言ってました(笑)。『もうやりましょ!』みたいな感じで進みましたけどね。