地下格闘技団体のメンツに「死人は出すな」と檄を飛ばした前田日明氏。後日、前田氏の下を訪ねて、アウトサイダーのフォロワーが拡大する一方の地下格闘技界に対する助言を聞いた──。
格闘技を最も愛する男、前田日明。
──先日の地下格闘技団体のトップが集まって、今後の連携について話し合いが行われました。
前田 まとまることで力が大きくなるならいいけど、変な団体が交わることで足かせになるような状況は作らないでほしいね。要は、ひとりでもヤクザとのかかわりがあるなら、駄目! ヤクザがサイドビジネスでやっている団体もあるしね。それから、安全管理は徹底してやらないと。ルールや、いつ止めるかというレフェリング、ドクターによる検診なども。だから、真剣にやればやるほど経費がかかる。志がなければできないんだ。選手から参加費を取るなんてのは、もってのほかだし。
──アウトサイダーの場合、当日、レフェリーなどともミーティングがあるんですか?