──ツイッターブームがあいかわらず続いているその裏で、中高生の間だけで盛り上がるサイトがある。世間の潮流とは違うこれらのサイトを活用し、独自の文化を築いていくのか。そこにある、彼らだけの"ソーシャルコミュニケーション"とは!?
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インターネットサービスが本格的に始まった1995年前後に生まれた現在の中高生は、物心ついた頃には自宅のIT環境が整備されていた「デジタルネイティブ」世代だ。そして、彼らの必須アイテムは、いうまでもなく携帯電話。通学の電車内で、放課後の街角で、常にケータイをイジる彼らの姿は、もはや当たり前の光景だ。実際、文部科学省、ケータイキャリア各社、教育系出版社、ティーン向けファッション誌など、どの機関・媒体の調査においても、09年の時点で、中学生で3~5割、高校生では9割以上が自分専用のケータイを所持しているという結果が出ている。
しかし、我々がツイッターなどで中高生に出くわすことはそうはない。米Quantcast社によると、09年6月現在、米国でのツイッターユーザーのうち、未成年は8%。日本ではさらにその数字は下がると見られている。
「実際の生活圏が違うから、中高生には大人の使うソーシャル系サービスは向かないんです」